解説:
「元素」と
「単体」を見分ける問題です。
次のようなイメージでしたね。
Point!
◆単体 ⇒ そこに実際に形が存在する
◆元素 ⇒ 成分として含まれている
※詳しくは
例題1の解説(こちら)を見てください。
(a)「銅を酸素と化合させる」ということは、
そこに実際に銅という物質が存在していて、それを使って化合の実験を行ったということです。なので、答えは
「単体」です。
(b) この文章では、「
水素が気体として
存在する」と書いてありますね。気体だろうと液体だろうと、水素という物質が
そこに実際に存在するならば、それは「単体」です。
(c) この文章では、
硫黄がお湯の成分であるということを言っています。硫黄は金属ですので、そのままの状態ではお湯に溶け込めません。硫黄(S)はお湯に含まれる硫化水素(H
2S)という物質を構成する成分として存在しているのです。よって、答えは
「元素」となります。
(d) 酸素ボンベの中身は酸素100%です。なので、
吸引しているのも酸素そのものということになります。そこに実際に酸素という物質が存在しているので、答えは
「単体」です。