解説:
(1) 最外殻電子の数は、電子配置を書くことで求められます。そのために、まず、Neの電子の数を求めましょう。原子番号が17なので、電子の数は17個です(
電子の数=原子番号)。
次に電子配置です。
内側の電子殻から順に10個の原子を配置していきます。
1番内側のK殻は最大電子数が2個なので、Ne原子が持つ10個の電子のうち、2個がK殻に配置されます。残りの電子は8個です。L殻の最大電子数も8個なので、残り全てがちょうどL殻に入りきりそうです。
電子配置を見ると、
1番外側のL殻には電子が8個あるので、
最外殻電子(1番外側にある電子の数)は
8個です。
(2)
Neのように最外殻電子数が8個の時には、
特別ルールにより
価電子の数は0個となります。
Point!
価電子数と最外殻電子数は基本的に同じ数!
ただし、、、
◆最外殻に空きがないとき
◆最外殻電子数が8個のとき
には、価電子数を0とする
◆少し先の単元でやりますが、
「He(ヘリウム),
Ne(ネオン),
Ar(アルゴン),
Kr(クリプトン),
Xe(キセノン),
Rn(ラドン)」
の6つは
貴ガス(希ガス)と呼ばれており、どれも
価電子数が0です。
覚えおけば、電子配置を書かなくても、
「Arだから価電子は0」とすぐにわかります。どうせ覚えることになるので、いま覚えてしまってもいいかもしれません。