◆この単元では純物質と混合物の違いがわかっている前提で解説をしていきます。もし、わからなければ、1つ前の
「純物質と混合物」の単元を先に勉強してください。
単体と化合物の見分け方
単体とは、
純物質の一種です。この図を見てください。物質はまず純物質と混合物に分かれます。そして純物質の中で、
単体と
化合物という区別があるのです。
純物質の中で、H
2Oのように2種類以上の元素(H
2Oの場合、HとO)でできているものが
化合物、H
2のように1種類だけの元素(この場合Hだけ)のものが
単体です。
それなので、純物質と混合物の違いさえわかっていれば、この例題のように
単体を選ぶのは簡単です。
まず選択肢の中から純物質を見つけ、その中で、1種類の元素でできているものを選べばいいんです。
解説:
単体を選ぶ問題なので、先ほど説明したように、
まずは、選択肢の中から純物質を探します。
※純物質と混合物の見分け方については、1つ前の
「純物質と混合物」の単元で詳しく説明しています。
純物質は(a)二酸化炭素、(b)銅、(d)酸素です。
(c)空気は混合物なので選択肢から外れます。
(a)二酸化炭素はCO
2なので、CとOでできています。2種類以上の元素が含まれるということは
化合物です。
(b)銅はCuです。Cuの1種類だけからできているので
単体です。
(d)酸素はO
2です。Oだけしか含まれていないので
単体です。
よって、単体は(b)と(d)になります。