電子式の書き方
例題でやりましたが、
電子式とは、
最外殻電子を「●」で表したものでした。
「●」をかけるエリアは下の図のように決まっていて、ここに
最外殻電子の数だけ「●」を書き入れていきます。
次の3つのルールだけ覚えておけば簡単に書けます。
Point!
電子式を書くときのルール
@4つ目までは各エリアに1つずつ「●」を書いていく
※「●」を書く順番や位置に決まりはありません
A1つのエリアに書ける「●」は2つまで
BHe(最外殻電子2つ)だけは、2つの「●」を同じエリアに書く(書くのはどのエリアでもOK)
解説:
それでは、O原子の電子式を考えましょう。
電子式とは、
最外殻電子を「●」で表したものでしたので、まずは電子配置を考えて、
最外殻電子の数を求めなければなりません。
原子番号が8なので、電子の数は8個です(
電子の数=原子番号)。この8個の電子を内側の電子殻から順に配置していきます。
K殻は最大電子数が2個なので、O原子が持つ8個の電子のうち、2個がK殻に配置されます。残りの電子は6個ですが、L殻の最大電子数が8個なので、残りは全てL殻に入りきります。
この場合、一番外側にあるのはL殻で、そこには電子が6個あるので、
最外殻電子は6個です。なので、電子式を書く場合には、元素記号Oの周りに「●」を6つ書きます。
最初に
Point!で説明したように
「4つ目までは各エリアに1つずつ「●」を書いていく」というルールがあったので、
まずは各エリアに1つずつ「●」を書きます。
あと2つ書かなければいけないので、上と下のエリアに1つずつ書いて完成です。
(「●」の位置に決まりはないので、上と下でなくても大丈夫ですが、
「1つのエリアに書ける「●」は2つまで」というルールは守ってください。)