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電子式

  1. 練習3
原子番号が8番のO(酸素)を電子式で表せ。


  1. Oの電子式

電子式の書き方

例題でやりましたが、 電子式とは、最外殻電子を「●」で表したものでした。

「●」をかけるエリアは下の図のように決まっていて、ここに最外殻電子の数だけ「●」を書き入れていきます

「●」を書く位置

次の3つのルールだけ覚えておけば簡単に書けます。

Point!

電子式を書くときのルール
@4つ目までは各エリアに1つずつ「●」を書いていく
※「●」を書く順番や位置に決まりはありません
A1つのエリアに書ける「●」は2つまで
BHe(最外殻電子2つ)だけは、2つの「●」を同じエリアに書く(書くのはどのエリアでもOK)


解説:

それでは、O原子の電子式を考えましょう。

電子式とは、最外殻電子を「●」で表したものでしたので、まずは電子配置を考えて、最外殻電子の数を求めなければなりません


原子番号が8なので、電子の数は8個です(電子の数=原子番号)。この8個の電子を内側の電子殻から順に配置していきます。

K殻は最大電子数が2個なので、O原子が持つ8個の電子のうち、2個がK殻に配置されます。残りの電子は6個ですが、L殻の最大電子数が8個なので、残りは全てL殻に入りきります。

この場合、一番外側にあるのはL殻で、そこには電子が6個あるので、最外殻電子は6個です。なので、電子式を書く場合には、元素記号Oの周りに「●」を6つ書きます。

最初にPoint!で説明したように「4つ目までは各エリアに1つずつ「●」を書いていく」というルールがあったので、まずは各エリアに1つずつ「●」を書きます

Oの電子式の書き方@

あと2つ書かなければいけないので、上と下のエリアに1つずつ書いて完成です。
(「●」の位置に決まりはないので、上と下でなくても大丈夫ですが、「1つのエリアに書ける「●」は2つまで」というルールは守ってください。)

Oの電子式の書き方A

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